さて、なかなか挑戦的な記事タイトルですが皆さんどう思われるでしょうか?

練習はたくさんした方がいいだろ!
だとかスタジオで練習するなっていうのか!っていうような声が聞こえてきそうですね。
ここで僕が皆さんに伝えたいのは
スタジオに入って下手にならないようにする
 
練習スタジオの選び方
です。

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みなさんはどんな基準で練習スタジオを選んでいますか?

安いからとかきれいだからとかスタッフのお姉さんがかわいいからとかいろんな理由があると思います。

では下手にならないためにはどのような基準でスタジオを選べばいいのでしょう?


まずはひとつの基準は音の響き方です。
スタジオに入ってまずスネアを一発叩いてその音がどのように部屋に響くかを聞いてみましょう。
よく反響して音が伸びるような感覚の部屋と全然部屋に響かなくてデッドな感触な部屋とがあったらどっちを選ぶのが正解でしょうか?

正解は

音が響かない部屋
です。

意外でしたか?

じゃあなんで音が響く部屋はダメなんでしょうか?
音が響く部屋だと実際にはスカスカになってしまっているところも残響音のせいで気にならないで聞こえてしまうんですよね。
音がごちゃごちゃしちゃってしまっているせいで自分たちの粗に気付けない。

だから自分たちはちゃんとできているような気になってどんどん下手になっていく。

そのようなスタジオでばかり練習してたバンドがデッドな音質のスタジオやライブハウスでやった時に急に自分たちが下手になったように思うのって意外とよくあることなんですよね。多分みんな原因に気付いてないと思うけど。

今日は音作りが納得いかないだとか今日はなんか調子が悪いねなんて言って納得しちゃう。

ちなみに音が良く響く部屋は狭かったり床が板張りだったり壁のうち鏡が占める面積が広いことが多いです。
逆にデッドな音質の部屋はそれなりの広さがあって床が絨毯などで壁は防音材等が張られていることが多いです。



もう一つの基準は

最適なセッティングがしやすい部屋かどうか
です。

じゃあ最適なセッティングとはなんなんでしょうか?

簡単に言うと

ちゃんとモニタリングができるかどうかです。

モニタリングとはメンバーみんなの音を聞くことですね。
つまりメンバーみんなの音がちゃんと聞こえるようにできるかどうかってことです。
メンバーの音も聞こえないのにみんなで合わせったって意味ないですよ。
ちゃんと合ってないのに合った気になって自分たちの問題点を放置し続けていけばそれが悪い癖になって直せなくなります。しかもそれに気付く耳も一緒になって衰えていく。そうやって下手になっていく。
つまり下手にならないようにするには

みんなが互いの音や自分の音を聞きやすいようにアンプの向きやなん

かを調整できるスペースがなかったり、スピーカーの向きを変えられ

なかったりするようなスタジオで練習するのは避けた方がいい

ってことですね。


デッドな音質の部屋を選ぶ

ちゃんとモニタリングができるようにセッティングできる部屋を選ぶ



この二つの基準でスタジオを選べばスタジオに入るたびにメキメキバンドの演奏力は上がるでしょう!!

ふろんと



text by またらん

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